【珍方見聞録】HIVと梅毒の無料検査に行ってきた(埼玉県川口市)

2019年6月某日、フィクサーXから指令が下った。
指令#S2E603:HIVと梅毒が無料で検査できるからやってこい

時代が令和に変わった6月のある日、会社で性病検査の話題になり(どんな会社だ)、全く自覚症状は無いけど面白半分に保健所に受けに行こうかなぁ、平日しかやってないし電話で予約が必要だし面倒くせぇなぁ、有休も取らなきゃいけないし…と思っていると、6月30日に川口駅前で出張検査を行う日があるという。
12:30~15:00で先着100名が無料でHIVと梅毒の検査を受けられるそうな。

そういう訳で日曜の昼から川口キュ・ポ・ラにやってきた。

30分前行動を心掛ける私は12:10に川口に着き、ベンチで時間を潰した後12:25に会場入りしたら、受付は12時からだったらしい。

検査会場の入口には小さく「川口保健所 検査会場」としか書かれておらず、今日ここでHIV検査が行われていることを示す証拠はない。
このイベントは知る人ぞ知る極秘のものなのだ(そんな大層なモンではない)。

会場に入ると、椅子に座ったおじさんが「検査ですか?」と小声で聞いてきたので「あっはい」と言ったら番号札を渡された。

こう言っちゃナンだが、看板の無い風俗店に似てる。

番号は若干出遅れの12番だった。みんな早く検査したいんですね。

会場になっている大ホールに入ると、オルゴール風の緩いナウシカが流れている。
真剣に検査を受けに来た人もいるのに物見遊山でやってきたのを若干悪いなぁと思いながらも、心当たりが無いと言えば嘘になる人生を送ってきたワイ、これを機にクリーンな身体であることを確定したいところである。
既に11人の先客がいて並べられたパイプ椅子に座っていた。
待合所の前のにはパーテーションがあり、先に来た方々は一人ずつその向こうに呼ばれて行っている。

椅子に座って天井を見ながら待っていると、番号を呼ばれ、パーテーションの向こうで今日の検査の説明と、過去の思い当たる節を自己申告するための書類を渡される。

書類を受け取って記入台の方に行き、住んでいる場所、性別、年齢、何を見てこの出張検査を知ったかなどのアンケートと、自覚症状はあるか、3ヶ月以上前にHIVにかかりがちなことを何処かで行なったか、相手の性別は…等をまあまあ詳細に記入する。

書類を書き終わったら音楽がハウルになっていた。

続いて採血へ。
なおこの先は写真を撮っていません。

防音パーテーションで区切られた採血コーナーに入り「注射針、アルコール、脱脂綿、ゴム手袋は毎回新品を使っています」という日本の保健所ではおよそ当たり前の注釈が書かれているのを横目に見ながら、採血の先生の言うことを大人しく聞きながら採血を受ける。
血管を浮かせるために腕を縛るゴム管は使い回しているのが若干気になったが、20ccぐらい血を抜かれる。

番号の書かれた控えの紙を渡されて、番号が呼ばれたら結果説明を受けてくださいと言われて順路を進む。

結果待ちの待合所では、小林克也のナレーションのHIV感染予防のビデオが流れているのを眺めながら検査結果を待つ。
ビデオが終わった所で画面に「ナレーション:バッキー木場」と表示されて「!?」となったが、テレビの音質が悪くて音割れして小林克也に聞こえていた(余談)。
BGMはポニョになっていた。

30分ほど経過してBGMがよく知らない曲が何曲か続いたあとトトロになった頃、自分の番号が呼ばれて「相談室」と書かれた防音パーテーションの中へ。

中には白衣を着たメガネの小さいオッサンの先生がいて、座って番号の控えを渡す。
机の上には先ほど書き込んだ書類がクリアホルダーに入って置いてある。

「えーでは結果の方ですが…」

先生が抑揚のない声で言う。
クリアホルダーから書類を出すと、HIV・梅毒の両方の項目の「陽性」にも「陰性」にも○が付いていない。

まさか簡易スクリーニング検査で分からなかったから精密検査行きになるのかと思っていると、

「HIV、梅毒ともに陰性です」

と、結果が告げられた。

まぁ自覚症状も無いし順当な結果ですが、オチが付かずにすみません(まあ付いたら困るんですが)。
とりあえず性病のパンフレットとコンドームがいっぱいあったので獲得してきました。

なおバッキー木場のビデオによると、今日本にはHIVの感染者は(判明しているだけで)2万人ほどいるそうな。

6月1日~7日は厚生労働省が定めたHIV検査普及週間で、6月はだいたい各地でHIV検査強化月間キャンペーンが行われているらしい。

エイズが色欲に溺れた者に下った神の裁きだと言われた時代もあったようだが、真面目に生きてる人にしてみればそういう考え方も頷ける話。
中世の貴族はけっこう梅毒になってるらしいですからね。
ベートーベンは梅毒で聴力を失ったという都市伝説もあります。

各自治体の保健所では月の決まった日にHIV検査を受けることが可能で(だいたい電話による事前予約制)、埼玉県では即日のHIV検査と、後日結果が出るHIV・梅毒・肝炎の検査が可能。

何か心当たりのある方は一度検査を受けてみるのもよいでしょう。
という何の面白みもない結びで終わります。

【参考】埼玉県の検査スケジュールはコチラ
保健所等におけるHIV・性感染症検査について

SNSでシェアする:

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です