【珍方見聞録】OKINAWAの珍スポットと漫スポットを巡る旅 (沖縄県)

2011年12月某日、フィクサーXより指令が下った。
指令#S1E004: 沖縄にあるちょっとアレな名前の湖と置屋街跡地を激写せよ

沖縄のちんまんスポットを巡る旅

時に2011年末、シーズン外でベラボーに安い沖縄格安ツアーで一人旅を敢行した時の見聞録です。

世の中には格安ツアー会社というものがあり、飛行機のチケットとホテルやレンタカーを予めまとまった数を予約しておくことで、航空会社やホテルに便宜を図ってもらい旅行者にリーズナブルに旅を提供するシステムがある。
旅費を節約したい旅行者にはありがたい話ですが、て○みくらぶはそれが破綻してあんなことになりました。
まだ海外で置き去りにされてる人っているんですかね。

当調査局が保管している2011年の記録によれば、3泊4日(うち初日と最終日は移動のみ)、航空券・ホテル・レンタカー込みで38,000円ぐらいで、新幹線なら博多まで行くぐらいの金額であった。
11月中旬ぐらいに現地のツアー会社を利用してネットから予約し、まだ見ぬ南国に心を躍らせていた。

しかし先に言っておくと、冬の沖縄は天気が冴えずおおむね曇りか雨なのでこのフリー素材みたいな南国の空ではありません。


ただ気温は20度をザラに越えるので半袖でも大丈夫です。
※なおこの写真素材は沖縄のを持ってなかったのでワイハーです

人生で初めての沖縄で、調査員が行くと決めている場所は次の3箇所。

・漫湖
※理由はみなまで聞かぬように

・真栄原社交街(跡地)
※2009年に浄化され壊滅したとされる伝説の置屋街

・沖縄北部(やんばる方面)をグルリと巡る
※ただのドライブです

まあそんな訳で、行き当たりばったりの沖縄ツアーに向かう調査員こと私であった。

1日目:飛行機で那覇へ飛べ

13時すぎの飛行機に乗るために11時頃に羽田に到着。
飛行機はチェックインやら荷物を預けたりやらが煩雑だと思って無駄に余裕を持って到着している私は素人です。
慣れていると飛行機の出る30分ぐらい前に京急の改札をくぐっても間に合うみたいですが。

2時間ほどやることもなく空港を彷徨ったあと滞りなく飛行機に搭乗し、3時間ほどかけ那覇空港へ。

到着時刻は16:20を回っており、レンタカー屋の送迎バスに揺られてレンタカーを借り、国際通りの近くのビジネスホテルにチェックインしたら時刻は既に18時すぎだった。

ホテルから国際通りまで20分ぐらいかけて歩き、現地の居酒屋で20時を回るぐらいまで軽く一杯飲る。
顔が濃い口なので、店のお姉さんに「沖縄の人?」と聞かれたりしたが、おそらく話題に欠いたら内地(本土)から来た人間全員に言ってるパッケージトークなんじゃないですかね(考え方が卑屈)。

オリオンビールと泡盛、何かのチャンプル、刺身と海ぶどうを喰らってたらまあまあの値段になった。
国際通りの観光地価格でしょうな。
2011年の沖縄の最低賃金が645円だから(2017年は737円)、現地の人はあまり来ない店だと思います。

ホテルで翌日のルート予定を立て1日目は終了。

なお辻町という場所にエロい店があることを予め調べを付けていたものの、今日は行きませんでした。

2日目:漫湖と裏風俗跡地を激写せよ

る○ぶやまっ○るには詳しく載ってない場所を巡るのが今回の大きな目的であり、男が一度は見てみたいことでその名を知られるスポットである漫湖と、2009年に大規模浄化されて無くなった社交街(大阪の飛田新地みたいな所を沖縄ではこう言う)の跡地を巡り、写真に収めることが今日のミッションとなる。

AM 9:00 漫湖 MANKO

天気はあいにくの断続的な雨。
朝食バイキングをしっかり摂って、レンタカーで出たらすぐ10分ぐらいの距離にそれはあった。

漫湖公園 Manko Park

湖と銘打っているものの、西武球場の隣にある狭山湖みたいのを想像していたら木が生い茂る湿地帯であった。
Wikipedia によれば、かつては湖だったが開発により干潟になったそうな。

漫湖は、那覇港に近い、国場川下流部、饒波川との合流部に位置し、那覇市街の南に位置する。県外の旅行者が那覇空港から那覇市街に向かう途中(国道58号の明治橋や沖縄都市モノレール線の奥武山公園駅 – 壺川駅間)で、この河口を横断する。その際、右側に漫湖を望むことができる。なお、漫“湖”と書くが湖ではなく干潟である。
かつて琉球王国の時代には、この地は干潟でなく、満々と水をたたえた水辺であり「大湖」(たいこ)と呼ばれていたが、1600年代半ばに琉球を訪れた中国の冊封使が沢山の水を湛えた風景に感銘を受け、「漫湖」と名付けた[1]。泥の広がる干潟へと変わっていったのは、1960年代からの埋め立ての影響である[1]。
地名の名称が、関東地方発祥の女性器の俗称(但し、現在では沖縄以外では全国的に用いられている)と発音が同一であるため、たびたび話題となることがある。
漫湖 – Wikipedia

漫湖観光の玄関となる漫湖水鳥・湿地センターの駐車場に車を駐めてたら、タクシーで乗り付けてきた修学旅行生の高坊が3人ほど先に入っていった。
入場は無料ですが、来訪者はセンターの入り口の紙に訪問日と都道府県名・氏名を記名する方式で、その日の訪問客は修学旅行生たちが最初で私が2番目。
その紙には居酒屋の順番待ちみたいに昨日までの来訪者の県名と名前がズラズラ書いてあり、沖縄の個人情報保護にかけるおおらかさに男気を感ずる。
ちなみに修学旅行生はK奈川県からお越しであった。
私は正直に埼玉県と記入。
ここで「きゃん玉県」などとボケないところが、決して漫湖を茶化しにきた訳ではなく学術的興味を持ってやってきたという意思表示である。

ちなみに「漫湖」の響きだけで半笑いでやってきたであろう高坊たちは、れっきとした研究機関である漫湖水鳥・湿地センターの何ら下ネタのない展示を言葉を失いながら真面目に観覧していた。
そしてセンターを抜けた漫湖の干潟を10分ぐらい観察してすぐ帰っていた。

「僕らは漫湖の応援団!!」と書かれた展示パネルを読み終わった頃、高坊も帰って雨も小降りになってきたので、私も漫湖湿地を観察。
湖と言うより沼って感じで、マングローブが生い茂るところに蟹や鳥などの生物がいっぱいおり、豊かな漫湖の自然を充分に満喫、言うなれば喫々な満々を堪能することができた。

とりあえず「漫湖はマングがボーボーでしっとりと濡れていた」とメモした。

漫湖

自然保護というテーマに存外に真面目な気持ちになってしまった漫湖観光であるが、次はガッツリ(元)エロスポットです。
なおアメリカにあるマン湖、カナダにあるオマン湖にも行ってみたいが、これは残念ながら財政的事情により一生行ける気がしません。

AM 11:00 真栄原社交街 MAEHARA SHAKOUGAI

真栄原社交街とは、毎度おなじみ Wikipedia でさらっと紹介されているので引用すると、

真栄原社交街(通称・新町)
真栄原2丁目の中央部にかつて存在した歓楽街。通称・新町。住民活動と警察の取締により消滅した。 最寄バス停は「第二真栄原」。かつては「新町入口」と称していたが、上記の事情により名称も変更されている。
真栄原 – Wikipedia

沖縄には「社交街」と呼ばれる置屋街がかつてあり、真栄原社交街ではオネーちゃんをそこらのスナック風の建物の小部屋の中で15分5,000円(のショート。ロングの30分だと10,000円)でレンタルできたという。
中でナニをするかは良い子のブログであるここには書けませんが、24時間営業でコザの米軍もここにチョメチョメしに来ていたそうな。

レンタカーで幹線道路を走り、ネットの情報を頼りに目印であるゲーム喫茶「カップメン」を発見、そこから潜入する。
その時びっくりするぐらい大雨が降っており、現場の写真はすべて iPhone4 で撮影。

行ったのが2011年だから、もしかしたらまだそこらで商売をやってるんじゃないかと謎の淡い期待をしながら行ったものの、完全に跡地となった残念な景色が広がるばかりであった。
あと3年早く来ていたらここで5,000円払ってチョメチョメしたかったですよ。

とはいえ大繁盛している社交街で写真なんか撮れないから、これだけ自由に風景写真を撮れることにある意味で感動します。
2011年に行った当時、黒塗りの車がゆっくり走っていたり、アパートの上からちょっと怪訝な顔で見ている住人もいて若干闇を感じはしたので、もしかしたらもしかしていたかもしれない。
逆にあちらもこの大雨の中フラフラ入ってきたオッサンが只の写真を撮りに来た旅行者ではなく国家機関である可能性を考えているのでしょうか。
実は細々と商売が行われている可能性もコンマゼロゼロナンボでありはするものの、「遊べるよ」と言われてホイホイついていったらこっちが危険な目に遭うかもしれない。

ところで、真栄原で商売していたオネーちゃんたちは何処へ行ったのだろう?
ちなみに沖縄本島にはかつて社交街が4箇所ほど存在し、真栄原が一番年齢層が若く、他の場所は規模も小さく若干年齢層がお高めだったとか。
真栄原以外ではまだどこかでこっそり商売が行われている、という情報も無きにしも非ずだが、今回の旅はそれを確認するのが目的ではないので、真栄原の写真を撮って帰ることにします。

なお所々盗撮風のケラレが出ているのは携帯に付けていたカバーが厚くて映ってしまっているためで、映っていないのは Photoshop でトリミングしています。

今回の旅はずっと時間的余裕が無い印象でした。
沖縄はクルマ社会とはいったものの朝夕は想定外に渋滞があり、ホテルのある那覇市と那覇市外の移動で鬼のように時間がかかるため、時間の予測ができない。
そしてレンタカーに搭載されているカーナビが古すぎて道もよく分からない。

30分ほど滞在したその後、道の駅嘉手納の屋上から嘉手納基地を見物したり、大雨の中アメリカンビレッジへ行きメニューが英語のスシ屋で白身魚5種盛り(全部同じ見た目と味)を食したりしながら国際通り近くの作戦基地へ帰還。

その夜は国際通り手前の定食屋みたいな所でチャンプルー的なものを食べる(写真が無いのでうろ覚え)。

真栄原社交街跡はこの辺から入ります

アメリカンビレッジ

3日目:沖縄をドライブせよ

予定していたやんばる地方ドライブに行こうとするが、ちょっとした問題が発覚する。
時間的に那覇に戻るとだいぶ遅くなり時間が厳しいのと、雨が酷いので行ってもガッカリする気がするので、予定を変更しオッサン一人でここに行くことにしました。

AM 11:30 沖縄美ら海水族館 OKINAWA CHURAUMI Aquarium


詳細にリポートしてもしょうがないのでさらっと写真だけ載せときます。
ここがどんな所かは、る○ぶでも見てくださいませ。
色々ありましたがやはりジンベエザメを激写してアップするのが定番というものでしょうか。

ベタすぎる観光スポットとはいえ、海の巨大生物に不覚にもテンションが上がる調査員、水族館見て帰るだけで1日かかってしまいました。
まあ普通の観光はそういうもんですね。

夕食は記録写真によるとどこかでラーメン喰ったらしい。

沖縄美ら海水族館

所在地: 〒905-0206 沖縄県国頭郡本部町石川424
営業時間: 10月〜2月 8:30〜18:30、3月〜9月 8:30〜20:00
定休日: 12月の第1水曜日とその翌日(木曜日)
入場料: 大人 1,850円、高校生 1,230円、小中学生 610円、6歳以下 無料 ※16時から割引あり、団体料金、年間パスあり
電話: 0980-48-2741
Web: https://churaumi.okinawa/

4日目:トキオに帰還

この日は帰るだけなので午前中にレンタカーを返却し、那覇空港から一路羽田へ。
空港では、日本では沖縄にしかないアメリカ生まれのA&Wバーガーとブルーシールのアイスを食す機会を得た。


エアポートチキンなのでまた2時間前に着いてしまい、小規模空港の那覇空港では早々にやることが無くなり、壁の地図を見ながら沖縄ってのは本土からこんなに離れているんだね〜などとボンヤリ考える。

そんなこんなで、やがて旅の終わりの時間が近づいてまいりました。

ありがとう沖縄。
さらば沖縄。

そういえば首里城には行ってなかった。

記録写真

(訪問:2011年12月)

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