【珍方見聞録】ウェアハウス川崎店(神奈川県川崎市)※閉業

2023年5月某日、フィクサーXより指令が下った。
指令#S6E503:電脳九龍城の記録をサルベージせよ

都会の中の九龍城・幻のゲームセンターを激写せよ

2019年11月に閉店したゲームセンターの聖地、その名を「アミューズメントパーク ウェアハウス川崎店 電脳九龍城」といった。

川崎駅東口から南方向に歩いていくと、茶色に錆びた不気味なビルが建っていました。
そこが「ウェアハウス川崎店」であり、通称「電脳九龍城」と呼ばれた場所です。
呼ばれたっていうか正式にそういう屋号だったようですが。

なお、エロいわけでもギャンブルが行われているわけでもありませんが、大人向けの18歳未満入場禁止スポットとなっていました。

ウェアハウス川崎とは何か

かつて閉店間際にアップされたGAME Watchの特集ページから引用しますが、

「電脳九龍城」は2005年12月にオープンし、2,500坪のフロアに約800台のゲーム機類を設置。内装も香港の九龍城をイメージして、わざとゴミやボロボロの看板を飾ったり、照明を暗めにすることで、まるでお化け屋敷のような世界観を演出しており、一度訪れたた容易に忘れない、実に個性的な店だ。最新のビデオやメダル、プライズゲームはもちろん、懐かしのレトロゲームコーナーやビリヤード・卓球・ダーツコーナーに加え、九龍城を模した店内を回遊しながら楽しむ「謎解きゲーム」も遊べて、最上階には24時間営業するインターネットカフェも併設。24時間いてもすべてを遊びきれないほどの、さまざまな遊びを提供する大型店舗だ。

“廃墟ゲーセン”こと「ウェアハウス川崎店 電脳九龍城」に丸1日浸って実感したゲームセンターの存在意義

お店の詳しいことは上記のページを読めば分かりますのでこのブログではあまり詳しく紹介しませんが、店内は九龍城を意識して装飾されたカオティックな空間を楽しめ、ゲームも最新のビデオゲーム、クレーンゲームから充実のレトロゲームコーナーまで、好事家にはたまらない空間が広がっています。
1994年に解体された本物の九龍城から持ってきたとされる張り紙(のコピー)や、九龍城の内部を再現したとされる生活感溢れるジオラマが異空間を演出します。

ここへ来て思い出したのは、PS1の「クーロンズ・ゲート (1997)」では九龍城の終末的・退廃的な世界観を覗き見ることができ、攻略本は九龍城の往時を詳しく記録した読み応え抜群の記事が掲載されていました。
そんな世界が表現されており、非常に興味深いと同時に「内装にいくらかかったんだろうか……」と思い巡らせたりしていました。

ただ「電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラム(1998)」がレトロゲームとして紹介されていたのは私も年を取ったもんだと思いました。
「平安京エイリアン」はレトロゲームだけど「バーチャロン」はまだだろ!と思いましたが、そんなことを言い出したらジジィです。
でも「クーロンズ・ゲート」よりは新しいんですけどね……。

電脳九龍城の内部を見てみよう

入口ゲートをくぐると「プシュー!!!!!」というデカイ音が出て多くのお客さんがビビリ散らかしてから入場します。

入場すると即・異空間が広がり、九龍城の狭い道を歩いているような感覚になりながら、エレベーターかエスカレーターでゲームコーナーのある上階へ上がっていきます(1階はエントランスと駐車場)。
2階へ上がってみると、ウェアハウスこだわりの圧巻の九龍城的光景が広がり、レトロゲームがひしめき合います。
レトロゲームコーナーはゲーセンファンに「聖地」と呼ばれていたようです。

11月末に閉店するという情報が出て、訪問したのは土曜日でしたが多くの珍スポファンが訪れており、人々でごった返していました。
なお私もその日に初めて行ったミーハー野郎です。

3階はメダルゲームコーナー、4階はビリヤード・ダーツコーナー、5階は24時間営業のネットカフェでした。

4階はビリヤード・ダーツコーナーで、九龍城ではなく昭和のゲーセン味を感じる内装でした。
瓶のコーラが売っていたりしてナウなヤングが集うアミューズメントスポットとなっています。
壁面にギリシャ神話みたいな彫刻(の、多分模型)があってそちらも見応えがありました。

ウェアハウスは元々レンタルビデオ屋でした

ウェアハウスとは正式名称「あなたのウェアハウス」という大型ゲームセンターで、株式会社ゲオが運営しています。

私が昔住んでいた近所にあったウェアハウスはレンタルビデオ店で(まだVHSの時代です)、やがてそこがゲーセンになって、いつの間にかゲオの子会社になって今はゲオに吸収合併されたようです。

ゲーセンのウェアハウスは現在東京・千葉・埼玉となぜか高知県に1軒あるらしいです。
埼玉県の上尾には2軒ありましたが1軒閉店しました。
岩槻のウェアハウスはこれもなかなかカオティックなスポットとして知られており、いずれアップします。

さよなら電脳九龍城

「アミューズメントパーク ウェアハウス川崎店 電脳九龍城」は、2019年11月17日に、ファンから惜しまれつつ閉店しました。

理由は土地のオーナーとの契約が終了するためだったようですが、ストリートビューで見てみると現在跡地はコインパーキングとなっており、何か違う建物でも建っているのかと思ったらちょっと拍子抜けしました。

だったらウェアハウスのままでよかったじゃんとは思いませんし、それが悪いと言っているわけではないんですが、川崎は開発が完了している街なので、何か取り壊したらその後に何か新しく始まらない風潮がある気がします。
まあイメージでテキトーなことを言ってますが。
用途地域の制限があったりするんでしょうか。
単にそこに新しい高層ビルを建てる人がいないだけなのか。

ただこれは都会の街の全体的な風潮として、ちょっと土地が余ると住宅か駐車場になってしまうことが多々あり、なんだか衰退を感じます。
新しく開発されるような所はコンビニとか病院とかインフラが出来ていくんですが、枯れた街はそこにあったコンビニが潰れてコインランドリーになって、それも潰れて駐車場……という負のサイクルが起きていて、諸行無常を感じますねぇ。

記録写真

地点情報

アミューズメントパーク ウェアハウス川崎店 電脳九龍城

所在地: 〒210-0024 神奈川県川崎市川崎区日進町3-7(現在はNPC24Hコインパーキングになっています)
入場料: 無料(18歳未満入場禁止)
営業時間: 閉店しました
定休日: 閉店しました
Web: 閉店しました

※情報は記事アップ当時のものです。現況と異なっている場合があります。

(訪問:2019年11月)

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