【珍宝見聞録】七年に一度咲く幻の花を激写せよ (東京都調布市/神代植物公園)
2015年7月某日、フィクサーXより指令が下った。
指令#S1E047: 七年に一度咲くという幻の花を激写せよ
ショクダイオオコンニャクの開花を見届けたい
2015年7月、東京都・神代植物公園で、七年に一度しか咲かないという伝説の巨大花、ショクダイオオコンニャクが展示されていたが、いよいよそれが花開くという情報を得た我々は早速現地へ向かった。
ショクダイオオコンニャクとは、世界最大の花・ラフレシアに似た生態の巨大植物で、腐臭で虫を呼び寄せて受粉するらしい。詳しくはウィキペディアで。
花序とその付属体、および仏炎苞の複合体は直径1.5mに達するとされ、その縦寸は3.5mまでになった記録もある。肉穂花序の先端は棍棒状の付属体となり、その下の仏炎苞に包まれた部分の上部に雄花、下部に雌花が密生する。
コンニャクなどほかのコンニャク属の植物と同様に、種子から発芽した実生個体は、毎年1枚だけの巨大な葉を展開して同化産物を球茎に蓄積し、数年がかりで巨大な球茎を形成する。生活史の最後の年には光合成を行う葉に替わって球茎から花序だけを伸張させ、それまでに蓄積した同化産物をすべて有性生殖に向けて使い切る。開花はわずか2日ときわめて短く、開花初日には花序先端の付属体から腐臭を発して甲虫を集める。開花後8時間ほどで悪臭の最高潮に達するとされている。
ショクダイオオコンニャク – Wikipedia
花の形が燭台に似ることからショクダイオオコンニャクの名がある。別名スマトラオオコンニャク。英名Titan arum。その強烈な腐臭から死体花 (corpse flower) 、お化けのように見えるのでお化け蒟蒻とも呼ばれる。
ショクダイオオコンニャク – Wikipedia
ビジュアルはこんなの。
朝早くから噂を聞きつけた人々で行列が
夏の暑い時期に有休取ってバスを乗り継いで行ったら、噂を聞きつけた人々で行列が出来ていました。
入れ替え制で1時間半ぐらい待って、ようやくこの珍妙な花を見ることができたのでありました。
香りは既にピークを過ぎて枯れかかっておりあまり強くはなかったが、体育倉庫の臭いというかなんとも形容しがたい感じでしたよ。
なお神代植物公園には常設の植物多様性センター情報館、展示室があり、植物のアレコレを学ぶことができるらしいぞ。(適当)
私としては食虫植物の展示が興味深かった。面白がってあまりいじりすぎると死ぬらしい。
入場料は大人500円、65歳以上250円、中学生200円(都内在住・在学の中学生は無料)、小学生以下無料。
植物公園の南側に深大寺があり、その前には有名な鬼太郎茶屋を始めお土産物屋が連なる観光スポットや深大寺温泉もあります。
記録写真
地点情報
東京都立神代植物公園
所在地: 〒182-0017 東京都調布市深大寺元町5丁目31−10
営業時間: 9:30〜17:00
定休日: 月・年末年始(12/29〜1/1)
電話: 042-483-2300
Web: http://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index045.html
(訪問:2015年7月)